日々思ったこと
いきなり副業OKと言われてもそう簡単には思いつかないもの
最近、会社から「副業OK」と言われたけど、正直どうすればいいのか分からない...そんな経験はないでしょうか。私自身、数年前に会社から副業を認められた時、まさにそんな気持ちでした。「副業」と言われても、具体的に何をすればいいのか、どこから手をつければいいのか、全く見当がつかなかったんです。
でも、少しずつ調べていくうちに、意外と身近なところに副業のチャンスがあることに気づきました。今回は、そんな私の経験も交えながら、副業を始めるためのヒントをお伝えしていきたいと思います。
まずは自分の得意分野を見つめ直そう
副業を始める上で最初に大切なのは、自分自身の得意分野や興味のある分野を見つめ直すことです。仕事で培ったスキルや、趣味で磨いた技術など、あなたの中にある「強み」を再確認してみましょう。
私の場合、会社では経理の仕事をしていましたが、休日にはイラストを描くのが趣味でした。最初は「経理の知識を活かして」と考えていましたが、ふと「イラストで副業ができないかな」と思いついたんです。そこから、クラウドソーシングサイトでイラストの仕事を探し始めました。
あなたの場合はどうでしょうか。例えば、英語が得意なら翻訳や通訳、料理が好きなら食品の商品開発やレシピ考案、写真撮影が趣味なら撮影会の開催やストックフォトの販売など、可能性は無限大です。自分の「好き」や「得意」を活かせる副業を見つけることで、続けやすく、かつ楽しみながら取り組めるはずです。
オンラインの世界を覗いてみよう
インターネットの発達により、副業の選択肢は大きく広がりました。特に、場所や時間に縛られずに働けるオンラインの仕事は、副業としてとても魅力的です。
クラウドソーシングサイトは、様々な仕事を探すのに最適です。私がイラストの仕事を始めたのも、こうしたサイトがきっかけでした。ライティング、データ入力、プログラミング、デザインなど、多種多様な仕事が掲載されているので、自分に合った仕事を見つけやすいでしょう。
また、最近では個人でオンラインショップを開設したり、YouTubeやSNSで情報発信をしたりと、自分のペースで取り組める副業も増えています。私も、イラストの仕事を始めてしばらくしてから、自分のイラストグッズを販売するオンラインショップを開設しました。最初は売れるか不安でしたが、少しずつリピーターも付いて、今では安定した収入源になっています。
リアルな世界にもチャンスはある
オンラインの世界が広がる一方で、リアルな世界にも副業のチャンスは豊富にあります。地域のコミュニティや個人のつながりを活かした副業は、意外と見落とされがちですが、実は大きな可能性を秘めています。
例えば、近所の高齢者の方の買い物代行や、地域の子どもたちへの学習支援、ペットの世話など、身近な需要に応える形で副業を始める方法があります。私の友人は、犬の散歩代行サービスを始めて、今では地域で評判の「ドッグウォーカー」として活躍しています。
また、自分の趣味や特技を活かしたワークショップの開催も良いアイデアです。私もイラストの腕前を活かして、地域の公民館で「はじめての水彩画教室」を開催したことがあります。参加者の皆さんの上達を見守るのが楽しくて、今では定期的に開催するようになりました。
このように、リアルな世界での副業は、地域貢献にもつながり、やりがいを感じられる点が大きな魅力です。自分の住む地域のニーズをよく観察し、そこにマッチした副業を見つけてみるのも一案です。
副業と本業のバランスを考えよう
副業を始める際に忘れてはならないのが、本業とのバランスです。せっかく会社が副業を認めてくれたのに、本業に支障をきたしては元も子もありません。時間管理と体調管理は特に重要です。
私の場合、最初は平日の夜と休日にイラストの仕事をこなしていましたが、徐々に睡眠時間が減って体調を崩してしまいました。そこで、平日は基本的に副業をせず、休日だけに限定することにしました。その代わり、休日は効率よく作業できるよう、作業環境を整えたり、スケジュール管理を徹底したりしました。
また、副業の内容によっては、会社に報告や許可が必要な場合もあります。特に、競合他社との関わりがある仕事や、会社の機密情報に触れる可能性がある仕事は要注意です。私も、イラストの仕事を始める前に、念のため上司に相談しました。幸い問題なかったのですが、こうした配慮は大切だと思います。
本業あっての副業です。本業で成果を出しながら、副業でも充実感を得られるよう、バランスを取ることを心がけましょう。
小さく始めて、徐々に拡大しよう
副業を始める際、多くの人が陥りがちなのが「すぐに大きな収入を得たい」という欲求です。しかし、無理に大きな案件を受注したり、複数の副業を同時に始めたりすると、かえって続かなくなる可能性があります。
私も最初は「早く副収入を増やしたい」と思い、イラストの仕事を次々と受注していました。しかし、締め切りに追われる日々が続き、質の低下を招いてしまいました。そこで方針を転換し、小さな案件から着実にこなしていく戦略に切り替えました。
例えば、クラウドソーシングサイトなら、最初は小さな案件から始めて評価を積み重ねていく。オンラインショップなら、商品数を絞って丁寧に作り込む。ワークショップなら、少人数から始めて徐々に規模を拡大する。このように、小さく始めて実績を積み、少しずつ拡大していく方法が、長続きのコツだと私は考えています。
焦らずに、自分のペースで着実に進めていけば、必ず道は開けます。小さな成功体験を積み重ねることで、自信もつき、より大きなチャレンジへの準備にもなるのです。
学び続ける姿勢を忘れずに
副業を始めると、新しい知識やスキルが必要になることがよくあります。私の場合、イラストの仕事を始めてから、デジタルツールの使い方や著作権の知識など、学ぶべきことがたくさんありました。
最初は戸惑いもありましたが、学ぶ過程自体が楽しくなってきました。オンライン講座を受講したり、関連書籍を読んだり、同じ分野で活躍している人たちとコミュニケーションを取ったりすることで、自分の世界が広がっていくのを感じました。
また、こうして得た知識やスキルは、副業だけでなく本業にも活かせることが多いです。私の場合、イラストを通じて身につけたビジュアルコミュニケーションのスキルが、会社でのプレゼンテーションに役立ちました。
副業は、単なる収入源としてだけでなく、自己成長の機会としても捉えることができます。常に学び続ける姿勢を持つことで、副業も本業も、そして人生そのものも、より豊かなものになっていくはずです。
まとめ
副業を始めるのは、確かに勇気のいる一歩です。しかし、自分の得意分野を活かし、小さく始めて徐々に拡大していけば、きっと道は開けるはずです。オンラインとリアルの両方の世界にチャンスがあることを忘れずに、自分に合った副業を探してみてください。
そして何より大切なのは、本業とのバランスを保ちながら、学び続ける姿勢を持つことです。副業は単なる収入源ではなく、自己成長の機会でもあります。
私自身、副業を始めてから人生が豊かになったと感じています。新しい出会いや経験が増え、視野が広がりました。もちろん、収入面でもプラスになりましたが、それ以上に得たものは大きいと思います。
あなたも、自分らしい副業を見つけて、新たな可能性にチャレンジしてみませんか？きっと、予想以上の喜びと成長が待っているはずです。副業の世界は、思っているよりもずっと身近で、魅力的なものなのです。